出発の時間がきた

元女性警察官が語る警察事情と第二の人生

何も考えずにぼーっと歩かない

 

『私は何も考えずにぼーっと歩かない』

 

私が刑事さんと雑談をしていた時に刑事さんから出てきた一言です

 

被害にあった事がある方はもしかすると不快に思われる内容かもしれません

でも 人それぞれのとらえ方なので 大目にみてください

 

 

この言葉が出てきたのは ひったくりの話をしている時です

当時ひったくりが続いており パトロールにもよく出ていました

そんな中で

被害者も被害者だ

ぼーっと歩いているから被害に遭うんだ

と刑事さんに言われたのです

どうしてそんな事が言えるのか

被害に遭って間もない状態で悲しむ姿を見ているのに

被害者はただ歩いていただけです

被害を誘発させたわけでもありません

ただ日常生活を送っていただけ

悪いことなんて全くないのです

 

ですが 続けてその刑事さんは

私はいつも鞄は自転車かごに入れないし

道路を歩くときは 鞄は人とすれ違わない方の肩にかけている

私は何も考えずにぼーっと歩かない

そう言われました

逆に こんなに強気な言葉は 自分自身がしっかりと対策をしていないと言えないのだと思いました

 

私は少しモヤモヤした気持ちを残しながらも刑事さんの

被害が続く苛立ち

みんなにもう少し危機意識をもって生活してもらいたい

などという複雑な気持ちから出た言葉なのだと感じました

そして 職業柄 被害を身近に感じるからこそ自分の生活に活かしているのだとも思います

 

 

あえてもう一度言います

被害者は何一つ悪くない

でも 被疑者がいる限り自分の身は自分で守らなければなりません

そのために どんな工夫ができるのかを考えなければなりません