出発の時間がきた

元女性警察官が語る警察事情と第二の人生

若い女性警察官に指紋をとってもらいたい

ドラマなどでもよく登場する指紋

 

実際には 現場で物から指紋を取るだけではありません

人からもとります

そして 犯罪者だけが指紋を取るわけでもありません

 

現場に残された指紋の中にはそこに住んでいる人やそのものの持ち主など 指紋がついていて当然の方ももちろんいます

その方の指紋もとらせてもらって 現場で見つけた指紋と照らし合わせ 誰にも該当しない指紋が もしかすると犯人のものかも…ということになるのです

そしてもう一つ

前科のある犯人の指紋と合致する場合です

 

このように 捜査に役立てるために 犯人として逮捕されれば 皆さんのイメージ通り写真や指紋などを取るのですが その際 自分の立場をわきまえない奴らは 男性警察官が手を持って指紋をとっていると

そこの若いお姉ちゃんにしてほしいな

とニヤニヤしながら言ってくるのです

私はなんでもやりたかったので指紋を取る作業をしたいと思うのですが 犯人の思いと通りというのが 心底納得がいっていませんでした

 

悪いことをして捕まっているくせに

女性に手を触ってもらいたい

その気持ちを口にする

女性警察官をお姉ちゃん呼ばわりする

 

おまえは何故ここにきているのか分かっていないのか!!

といつも言いたいのをこらえていました

 

男性の犯人はこういった奴らがかなり多いです

こんな言動をする奴が反省しているわけないと思います

 

なので私が指紋を取るときにニヤニヤしている奴は あえて素っ気なく 必要最低限の言葉と態度で作業をしていました

 

 

このエピソードに関連して私が警察官になって少し驚いた事があります

それは 警察官が被疑者に対してむやみに厳しく接しないこと

私はドラマのイメージしかなかったので 取り調べは笑顔なんて一切なし

雑談もなし

常に警察官は上から目線で厳しく接する

と思っていました

ですが 被疑者にも人権があるらしく 頭ごなしに厳しくしたりはしません

なので被疑者が女性警察官に ニヤニヤしながら話しかけてくるなんて当たり前です

こんなことを被害者が見たらどう思うか

そう思うと私は優しくはできませんでした

 

被疑者の心を開かせて 犯行状況などを詳しく聞き出すには笑顔も雑談も必要なことは 先輩方を見ているうちに分かってきました

相手も感情を持った人間

力で押さえつけるだけではどうにもならないのです

 

 

ですが

警察官を辞めた今だから本音を言ってもいいですよね?

今からは元警察官ではなく 全くの一般人の独り言です

 

被疑者に人権なんていらないと思う

中には交通事故のように 全く悪気がなく起こってしまうものもありますが ほとんどはしっかりと犯罪である認識がありなが 行動にうつているじゃないですか

被害者は何も悪い事をせずに 普段通りの生活をしているだけ

狙われる理由もない

そんな人の人権を奪って

普通に生活しているだけの人を被害者にして

消えることのない悲しい記憶をつくって

そんな犯人に人権なんて必要無い

被害者は被害の記憶を忘れられないのです

自分に落ち度があったと自分を責める被害者も珍しくありません

家族も同様 被害者を心配し 何がいけなかったのかと考えます

いけないのは犯人なのに

そんな被害者を見ると 被疑者なんてどうにでもなれと思ってしまいます

 

 

だいぶ話が今日のお題からそれてしまいましたが 結論として

私は犯人の反省しているという言葉は信じられない

という事

何も犯罪を犯さずまじめに生きて 死んだ時にやっと あの反省は本当だったのかなと思える程度です

犯人が死ぬまではまじめにしていても

今のところ我慢している

というだけのこと

むしろ被疑者にはこれくらいの気持ちでいてほしい

自分は油断すると犯罪を犯してしまう人間なんだ

普通の人は我慢できることが自分にはできない

自分は危険な人間なんだ

と日々自分に恐怖を持ちながら 自分の性格を自覚して性格してもらいたいです