出発の時間がきた

元女性警察官が語る警察事情と第二の人生

警察官から見た電車事故

最近は交通事故が多いですが

今回は電車の人身事故についてのお話です

 

少し生々しい話もあるので 苦手な方は読むのを控えていただけたらと思います

 

電車の人身事故があった時 警察官も現場臨場します

電車の関係の方ももちろん来られて

一緒に現場検証です

 

電車の事故は

酔っ払いが電車に接触した

自殺

動物

などいろいろありますが

 

人が跳ねられた場合

確実に命はありません

 

本当に悲惨な最後です

 

電車は止まり

警察官がバラバラになったこ遺体を集めて回ります

全部探すのですが全て見つけるのに相当な時間がかかる事もあります

私が現場に行った時は カラスも来ていて 追い払ったりもしました

 

 

そして 事故を起こした後 残されたご遺族も悲惨です

 

これは噂話で本当かどうかは定かではありませんが 電車を止めると時間単位ですごい大金を賠償しなければならないとよく聞いていました

 

自殺を決めた本人は それどころじゃないくらいに追い込まれて 最後の勇気を振り絞って亡くなられるのだと思いますが ご遺族も その時間電車を利用しようとしていた人達も 巻き込む事になります

 

どの自殺なら良いと言うわけではありません

どんな形でも自殺した人を目の前に よかったと思っている人を私は見た事がありません

 

自殺する勇気があるなら何でもできるだろう

とよく言われますが 実際は 誰にも相談できないから 我慢して我慢して 我慢が限界になり 亡くなるのだと思います

家族に心配をかけないように 頑張って身元を隠して亡くなる方もいらっしゃいます

ご家族は亡くなられた方が悩んでいた事すら気がつかなかったという場合もありました

それは家族に心配を掛けないように必死に振る舞った結果なのだろうと思います

 

でも やっぱり 自殺を考える前に その後の事を考えて欲しい

 

心配をかけないようにというのは 素敵な優しい方なのだと思いますが そんな優しい方が亡くなったら

残された方は

どうして相談してくれなかったのか

何に悩んでいたのか

いろんなことを考えて ずっとずっと苦しむのです

 

なぜ今日この話をしたかと言うと 今の会社で 電車に跳ねられた人を目の前で見た事があるという話を聞いたからです

その際パニックになる人 過呼吸になる人が続出し 話してくれた人も目の前に手が飛んできてトラウマができたそうです

私も 電車事故の現場に臨場しご遺体を集めたことを思い出しました

 

 

警察官だって綺麗なご遺体すら見るのが苦手な方もいるんですよ

人間ですから

それでも誰かがやらなければいけないから 頑張っているんです

 

 

そして 私が警察官時代に上司から言われた言葉があります

人は誰にも迷惑をかけずに死ぬことなんて絶対にできない

だからこそ必死で全力で生きなければならないのだと

 

迷惑をかけずに死ぬ事が出来ないのは警察官になって見に染みて分かりました

家で自然に亡くなっても 警察官はご自宅に伺うのです

普通に生活をしていると なかなか気がつかない事だと思いますが 生きていても 死んでからも 絶対に誰かのお世話になるのです

だから私も 今を一生懸命に生きようと思います