出発の時間がきた

元女性警察官が語る警察事情と第二の人生

警察官から見た刑事ドラマ

刑事ドラマが好きな警察官は 結構多いです

私も好きでたくさん見ていました

 

警察官になった動機がドラマという人も珍しくありません

 

ですが!

現実はかなり違います

 

何がって

まず 現実はドラマのように爽やかじゃない

もっとドロドロして汚いし臭い

登場人物は変人ばかり

 

……失礼しました

個性的な人ばかり!

 

事件は起きますが もっと身近な

万引きとか

交通事故の当て逃げとか

痴漢とか

です

 

犯人は恨みを持ってとか 復習でとか そんな物語のある理由はほとんどないです

こちらが100歩譲っても理解できない

出来心

なんとなく

バレないと思って

やってみたかった

お金がもったいなくて

怖くなって逃げた

といった

そんな事で人生棒に振っていいの?

と聴きたくなる理由がどんどんでてきます

 

 

よく聞かれるのが 警察用語

交番勤務時代にも

ガサ

マル被

マル害

マル索

などなどテレビで覚えたであろう用語をこれでもかと使って話しかけてくる人がいました

私達が 使わないような言葉も沢山知っているマニアな方

でも 本物の警察官も こういった用語は使わない日がないくらい使います

警察学校でも 現場で困らないように習います

昔の人は特に暗号ばかりの無線で 結局何を言っているのかわからないこともありました 笑

 

 

あとは年齢層が 現実はもっと高い

俳優さんが若く見えるのかもしれませんが もっと年配の方と若手のコンビとかも多いです

 

 事件現場にあんなに自由に行けることなんてない

 

聞き込みからの閃きだけで解決しない

 

防犯カメラの確認はどれだけ時間のかかる作業か

 

ドラマは地味だけど大変な作業が全部キュッと縮んでいるので 展開が面白いですが 本当はもっと眉間にしわを寄せて 地味〜な作業をしている若手がいます

 

そして 犯人が捕まらずに悔しい思いをして捜査を続けている警察官がいます

 

推理をしだす上司はいなくはないですが 推理というよりは理屈をこねる感じです

そしてお決まりの

あー やっぱりそうか

そう思ってた 思ってた通りだ

って言う…

 

そしてドラマは犯人が捕まってハッピーエンドですが 実際は犯人が捕まってから 第2ラウンドが始まるわけです

捕まえると

起訴する為にたくさん取調べをします

警察的には起訴までは忙しくしていますし

犯人目線で言うと 起訴された後には判決も待っているので捕まってからが長いのです

 

確かにこんな事ばかりのドラマは成立しないですが

リアルな警察官のドラマ作って欲しいです!

憧れる人は減りそうですが 結構面白いと思いますよ

交番勤務も 各部門も それぞれのドラマがありますから!

 

私は非現実的な現実の世界も

現実離れしたドラマの世界も大好きです!!